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私立大学戦略的研究基盤形成支援事業

研究拠点を形成する研究 (2010~2014)課題番号: S1001014

 

 

圧力を利用した細胞の非凍結保存・輸送技術の研究開発

連絡先 shimizu@soka.ac.jp

研究代表者      

 創価大学工学部環境共生工学科

                             教授 清水昭夫

 凍結すると死滅してしまう細胞をいかに保存して、いかに輸送するかという問題は生物・遺伝子化学の基礎研究分野から臓器移植に関わる臨床に至るまで解決すべき重要な課題である。

 本プロジェクトでは

(1)アストロサイトから肝細胞、神経細胞、心筋細胞等の凍結保存が難しい細胞の加圧による非凍結保存方法の開発

(2)輸送方法および輸送容器の開発

(3)非凍結保存細胞の凍結保存可能なメカニズムの生化学・細胞生理学的および細胞・遺伝子化学的解明に取り組み、分子論的な解明から保存方法および容器を提供することを目的とする。

研究の目的

研究組織

清水昭夫         創価大学工学部 教授

 

山之端万里     創価大学工学部 准教授

 

山本伸一         創価大学工学部 助教 (平成24年8月より)

 

清水恭子         コスモ・バイオ㈱プライマリーセル事業部 製造グループ長 

 

平 敏夫           コスモ・バイオ㈱プライマリーセル事業部 研究開発グループ長

               (平成24年8月より)

 

内田哲雄         コスモ・バイオ㈱・開発部長

 

佐藤貴繁         コスモ・バイオ㈱ 研究員 (平成24年7月まで)

研究テーマと解決すべき課題

​生存率に対する温度・圧力の影響

細胞輸送は冷凍状態あるいは冷蔵(4℃)温度で輸送されるケースが多いが冷蔵温度4℃では少なくともA172、アストロサイトでは1日で30%以下に大きく減少した。

 

 一方、至適温度より5℃高い20℃(アストロサイト)、25℃(A172)で加圧すると20 MPa付近までは圧力の増加とともに増加しアストロサイトやA172細胞では実に4日後でも80%程度の高い生存率を維持4できることが示された。

 

 以上の結果、わずか5℃程度の温度変化で生存率が大きく変化するのに対して加圧することで温度変化があっても高い値を維持できることが明らかとなった。

 

 同じヒト由来の接着性株価細胞NH-12およびA431の生存率では1~5 MPa程度の加圧下でわずかに増加する傾向がみられたもののA172やアストロサイトのような顕著な加圧の効果は観測されなかった。同じヒトの株化細胞で接着性細胞であっても原発部位の違いにより圧力の効果が異なることが示唆された。

 iPS細胞の培養に用いられるが品質が安定しないと言われているマイトマイシン処理により増殖不活性化処理されたMouse Embryonic Fibroblasts(iMEFと以下略す)。

 

 常圧4日保存(密閉)におけるiMEFの至適温度を調べた結果15℃で実に90%以上の生存率を示し、10、20℃では70%程度、4℃では50%に低下し、15℃4日であれば保存前とほぼ同等の生存率を維持できることが明らかとなった。

 

 

 以上の結果、同じ生物種でも部位の違いにより圧力応答が違う、また、異なる生物種のグリア細胞で株化細胞のA172と初代培養細胞のアストロサイトが同様の圧力応答を示すことが分かった。しかし、生物種、部位の違いによらず圧力効果があるのは1.0~5.0 MPaあるいは10~20 MPa付近のどちらかである可能性が高いことを見いだした。 細胞は非常に多くの種類があるが今後生存率に対する圧力の効果を確認するためには主としてこの2条件を検討すれば良い可能性が高い。また、接着性細胞に関しては少なくとも加圧が細胞を良好な状態に保つために有効であることが示唆された。

一方、心筋細胞や精子といった拍動や運動する細胞には加圧の有効な効果は出にくい可能性がある事が示唆された。

細胞保存および輸送容器

保存および輸送に使える圧力容器はできる限り市販のパーツを用いて安価で誰でも使えるものを設計・作製した。

輸送容器に関しては温度制御がもう一つ大きな課題である。

発泡スチロールおよび段ボールで製作した外箱に蓄熱材あるいは蓄熱材と温度制御装置を組み込んだ輸送容器を作製した。

細胞機能への影響

保存後の形態、増殖、細胞死、特定タンパク質の量、遺伝子発現に対する保存温度・圧力の影響

 

圧力による影響は全ての細胞に同じではない。そこで特徴的な結果が得られたものを以下にまとめた。

 

形態 

接着性細胞(アストロサイト、A172)の加圧保存後の細胞形態は30 MPaまでの圧力では生細胞の形態は4日保存後でも保存前と顕著な違いは観測されなかった。

 

一方、輸送時に使われる温度の一つである冷蔵温度(4℃)では4日保存後では会合体を形成したが本研究で示唆した至適温度15~20℃では加圧下でも会合体形成は観測されなかった。

 

膵島は、37℃において一夜加圧保存前後の膵島の形態を比較すると採取直後に比べて、若干、構造が崩れている膵島も見受けられたものの、形態に大きな変化は観測されなかった。保存時の膵島密度が多いと膵島同士の凝集を起こす傾向が見られた。膵島同士の凝集は認められたが、形態そのものへの影響は大きくなく、1.5 MPaの低い圧力では、軽いピペッティング等で分散可能であった。しかしそれ以上の圧力保存では膵島の凝集が強くなったり、膵島の構造が壊れるなどの影響が観察された。従って、形態的にも膵島の保存には1.5 MPaが妥当であることが示唆された。

 

 接着能および増殖能 

 接着性細胞において各条件で保存後細胞数は保存終了時の細胞数と同じであり、保存後に生細胞と判断された細胞は接着能に関しては保存前と同様の性質を維持していることが示唆された。また、加圧後の増殖能は加圧前の細胞の増殖能と差は無く、加圧による接着能・増殖能への影響はない可能性が示唆された。

 

細胞死 

接着性A172およびアストロサイトにおいて保存温度および圧力に関係なく保存後にアポトーシスを起こしている細胞が観測され、アポトーシスで細胞死が起こっていることが示唆された。

 

特定タンパク質量・細胞機能解析

 アストロサイトが4日保存後生存率を高く保つことができた条件において細胞骨格に関連するGlial fibrillary acidic protein(GFAP)およびアクチンのタンパク量・断片化と保存条件の関係を調べた。その結果、生存率が高い条件では保存前と大きな変化は観測されず、温度・圧力を制御して保存することで、保存前と同様の状態で保存できる可能性が示唆された。

脾臓に対する加圧処理効果

膵島に対する加圧処理効果

 膵島の血糖(グルコース)濃度感受性を維持し、血糖濃度上昇に応答してインスリンの分泌が適切に行われている事の評価は、薬剤開発などの試験研究のみならず、膵島移植などの再生医療に用いる場合極めて重要な検査項目である。

 

 In Vitroでのグルコース応答性評価法として、SI(Stimulation Index 高グルコース(20mM)暴露時の膵島のインスリン分泌量 / 低グルコース(3mM)暴露時の膵島のインスリン分泌量)値の測定がよく知られており、それに基づいて細胞の状態の評価を行った。膵島は機能を保ったまま、単離するのが非常に困難な細胞であり、又、収量もばらつきが大きい。さらに膵島は機能の劣化が激しく、試験管内においては1~数日で機能を失ってしまう。

 

 そこで、圧力処理の影響を定量的に調べるため膵島に外分泌細胞を人為的に添加し、同様の圧力保存を行った検討では、圧力保存により、SIが改善する傾向が認め圧力保存で前処理を行うことによって、予め混入する外分泌細胞の機能を除外することで、膵島のインスリン分泌機能低下を抑え、かつ定温輸送箱の開発によって至適温度付近での輸送が可能になることによって、より品質の高い膵島細胞が供給できるようになり、糖尿病をはじめとする多くの研究への貢献が期待される。

​加圧処理した脾臓および加圧処理後のiMEFの遺伝子解析

膵島細胞

 膵島に関しては加圧した状態での保存・輸送よりも1.5 MPaでの加圧処理(前処理)が有効な可能性が示唆された。そこでSIの評価を行った膵島に関して、リアルタイムPCRによる遺伝子発現解析を行った。37℃、1.5 MPaで一夜処理したものは常圧でおいていたものに比べ発現が低下する遺伝子が認められた。一方、37℃、1.5 MPaで15分間処理後、常圧にもどして一夜おいたものは加圧処理していないものに比べ、インシュリン分泌に関わる内分泌マーカー遺伝子は増加し外分泌マーカーは減少することから、圧力処理により、外分泌細胞の機能が失われ、膵島の純度が高まることが示唆された。圧力が保存・輸送時に有効に働くのみならず前処理としての圧力処理が膵島の状態を良好に保つために非常に有効である可能性が示唆された。

 

MEF

 4日保存後のiMEFと共培養したiPS細胞のコロニー数とコロニー面積を比較した結果、常圧に比べ10、20 MPaで4日保存したiMEFを用いたものはコロニー数およびコロニー面積ともに増加する傾向が観測された。次に共培養後のiPS細胞をフィーダー層より剥離し、未分化維持状態を未分化維持マーカーOct3/4を指標とした免疫組織化学染色およびRT-PCRにより評価した結果、未分化能は維持されていることがわかった。さらに、iPS細胞コロニーを神経幹細胞へ分化誘導したところ保存前のiMEFを用いた場合と同様に分化することが示唆された。以上の結果、15℃、10 MPa程度で4日保存したものは生存率が保存前とほとんど変わらない上に、わずかながらではあるが共培養時の未分化能維持およびその後の分化誘導の効率が加圧下で低下することはなく、機能的には高くなる事が期待できる傾向が観測された。

総合システム・実用化評価・製品化

 コストは、たとえば凍結細胞をドライアイスとともに出荷する場合のに比べると現状はまだ高額である。

 

 しかし、一方で、細胞の機能の維持が飛躍的に向上するメリットや将来の移植医療を見据えた場合に医療従事者自らが細胞、組織搬送を行うことから解放できるメリットを考慮すると、現時点では十分実用可能な範囲に収まっていると考えられる。

 

 コスモ・バイオ㈱による5℃の浮遊心筋、32℃の小型肝細胞、また5℃または20℃の浮遊膵島といった一部細胞製品の定温輸送容器を用いた出荷において細胞の生存率・研究用としての性能は大幅にアップしていることを複数のユーザーから確認済みである。

 

 また、A172細胞およびアストロサイトの圧力容器を組み込んだ20℃保存・輸送容器を用いて東京―札幌の往復輸送実験を行った結果4日間20±2℃に温度が保たれつとともに最大30 MPaをかけた状態で輸送したが圧力漏れもなかった。さらに実験室の定温容器内で保管したものと輸送した細胞の生存率に違いは無く、本容器を使って輸送しても振動や衝撃による生存率への影響がないことが分かっている。

研究業績

​   論文 ー Theses ー   

 

Alteration of intestinal flora by the intake of enzymatic degradation products of adlay (Coix lachryma-jobi L. var. ma-yuen Stapf) with improvement of skin condition

M. Nishimura, T. Ohkawara, H. K. Katsuyama, S. Sekiguchi, T. Taira, M. Tsukadc, H. Shibata, and J. Nishihira

Journal of Functional Foods (2014), 7, 487-494.

 

α-helix formation rate of oligopeptides at subzero temperatures

Z. I. Qin1, A. Shimizu, J. Li, M. Ikeguchi, M. Shinjo and H. Kihara

Biophysics (2014), 10, 9–13.

 

ヒト由来脳腫瘍細胞に対する405/532/808 nm低出力レーザー照射効果とミトコンドリア動態

福崎由美、岩本恵子、小谷有里桂、小野圭子、黒崎香織、山之端万里、木暮信一.

日本レーザー医学界誌 (2014), 34, 429-435.

 

Removal of pesticide residue from Brussels sprouts by hydrostatic pressure

T. Iizuka and A. Shimizu

Innovative Food Science & Emerging Technologies (2014), 22, 70-75. 

 

Effects of Astaxanthin on Intestinal Microflora in Mice Fed a High-fat Diet

Y. Yonei, M. Yagi, M. Nakamura, L. Parengkuan, M. Ogura, T. Taira, S. Asano, and H.g Liu

Anti-Aging Medicine (2013), 10, 77-91.

 

Functional down-regulation of axotomized rat facial motoneurons

T. Ichimiya, S. Yamamoto, Y. Honda, R. Kikuchi, S. Kohsaka and K. Nakajima

Brain Research (2013) 1057, 35-44.

 

Effect of hydrostatic pressure on the viability of non-adherent HL-60 cells

T. Yabuki, B. Yamanoha, and A. Shimizu

High Pressure Res. (2013) 33, 315-321.

 

Removal of Pesticide Residues in Cherry Tomato by Hydrostatic Pressure.

T. Iizuka, S. Maeda,and A. Shimizu

Journal of Food Engineering (2013) 116, 796-800.

 

Effect of pressurization on viability and function of adherent A-172 cells  

R. Yasuhara, R. Kushida, S. Ishii, B. Yamanoha, and A. Shimizu

High Pressure Res. (2013), 33(2), 322-327.

 

Potential mechanism involved in removal of hydrophobic pesticides from vegetables by hydrostatic pressure

T. Iizuka, M. Yahata, and A. Shimizu

Journal of Food Engineering (2013) 119, 1-6. 

 

Effectiveness of gelatin solidification for unfrozen preservation and transportation of astrocytes 

N. Ishibashi, S. Sotome, K. Nakajima, and A. Shimizu

Advances in Biological Chemistry (2012), 2, 238-242.

 

イオン液体を用いた新規凍結防御材料の可能性 : イオン液体-水混合溶液中のタンパク質の構造安定性

Possibility of Ionic Liquid for a New Preservation Agent : Structural Stability of Protein in Ionic Liquid-Water Mixed Solutions

山﨑久美子、山口恵里佳、幡野尚宏、阿部洋、清水昭夫、竹清貴浩、吉村幸浩

低温生物工学会誌 (Cryobiology and Cryotechnology) (2012), 58, 65-68.

 

Immunocytochemical studies on the effect of 405-nm low- power laser irradiation on human-derived A-172 glioblastoma cells

F. Y.Ang, Y. Fukuzaki , B. Yamanoha, and S. Kogure.

Lasers in Medical Science. (2012), 27,935-942.

 

Low-power 808-nm laser irradiation inhibits cell proliferation of a human-derived glioblastoma cell line in vitro

H. Murayama, K. Sadakane, B. Yamanoha, and S. Kogure

Lasers Med Sci. (2012) 27, 87-93.

 

ヒト由来脳腫瘍細胞の細胞増殖に対する532nm低出力レーザー照射効果

福崎由美、洪鳳玉、山之端万里、木暮信一

日本レーザー学会誌 (2012) 32, 382-388.

 

Influence of Pressure on Germination of Garden Cress, Leaf Mustard, and Radish Seeds at Various Temperatures

A. Shimizu and J. Kumakura

Amer. J. Plant Sci. (2011) 2, 438-442.

 

Denaturant-Induced Helix-Coil Transition of Oligopeptides. Theoretical and Equilibrium Studies of Short Oligopeptides, C17 and AK16

F. Kano, M. Shinjo, Z.-J. Qin, L. Jinsong, Y. Matsumura, A. Shimizu, A. Teramoto, and H. Kihara

Polymer J.(2011) 43, 293-300.

 

Effect of hydrostatic pressure on eggs of Neocalanus copepods during spawning in the deep-layer

T. Yoshiki, T. Ono, A Shimizu, and T. Toda

Marine ecology progress ser. (2011) 430, 63-70.

 

ヒト由来脳腫瘍細胞の細胞増殖に対する405 nm低出力レーザー照射効果

竹村香央里、村山秀之、福崎由美、洪鳳玉、貞包慧、三木恵美子、山之端万里、木暮信一

日本レーザー学会誌 (2011) 31, 382-389.

 

Investigation on the Suitable Pressure for the Preservation of Astrocyte 

S. Sotome, K. Nakajima Y. Yoshimura and A. Shimizu

J. Phys.; Conf. Ser. (2010) 215, 1-5[012166].

 

Transportable, small high-pressure preservation vessel for cells 

N. Kamimura, S. Sotome, K. Nakajima, Y. Yoshimura, and A. Shimizu

J. Phys.; Conf. Ser. (2010) 215, 1-4[012167].

 

Effect of Honeycomb-Patterned Surface Topography on the Function of Mesenteric Adipocytes

T. Sato, M. Tanaka, S. Yamamoto, E. Ito, K. Shimizu, Y. Igarashi, M. Shimomura, J. Inokuchi

Journal of Biomaterials Science (2010) 21, 1947-1956.

 

Effect of pressure on the α-helix structure of tetrameric coiled-coil peptides

Y. Segawa, H. Imamura, A. Shimizu and M. Kato

J. Phys.; Conf. Ser. (2010) 215, 1-6[012153].

 

腸間膜脂肪細胞の生理的分化成熟法の確立

佐藤貴繁、永福正和、清水恭子、水口孝大、井ノ口仁一

Tissue Culture Research Commun. (2010) 28, 145-157.

 

ラット心筋細胞の凍結保存におけるジメチルスルホキシドの有効性評価

宮村謙一郎、永山昌史、郷原一寿、平敏夫、清水恭子、酒井雅人、内田努

生物工学会誌 (2010) 56, 111-117.

 

​   図書 ーBooks ー   

 

バイオインダストリー 

「圧力を利用した細胞の非凍結・輸送技術の開発」

清水昭夫 

5月号 p22-28, 2011年 シーエムシー出版

 

​   学会発表 ー Conferences ー   

[国際学会発表]

 

Development of anti-Glycation Assay Methods for Assessment of Functional Phytochemicals and Zoochemicals

T. Taira, S Sekiguchi, T. Uchida, J. Lu, S. Mizumoto, H. Chiji, and K. Sugahara

13th International Conference of FFC - First International Symposium of ASFFBC: Functional and Medical Foods with Bioactive Compounds: Science and Practical Application2. May 2013. (Kyoto Japan)

 

Involvement of MAP kinase cascade in M-CSF-triggered microglial proliferation in transected rat facial nucleus

S. Yamamoto, S. Kohsaka and K. Nakajima

The 43nd Annual Meeting of Society for Neuroscience 2013. Nov. 2013. (San Diego, USA)

 

Photo-regulation of Kinesin Eg5 ATPase and motor activity using novel photochromic inhibitor composed of spiropyran and cysteine

K.Sadakane, K. Ishikawa, K. Tohyama, B. Yamanoha, S. Maruta.

58th Annual Meeting of Biophysical Society. Feb. 2014. (San Francisco,USA)

 

Effect of pressure and temperature on the survival rate of rat primary astrocytes 

K. Nei, K. Nakajima, S. Yamamoto and A. Shimizu

The 33rd International Conference on Solution Chemistry. Jul.2013. (Kyoto, Japan)

 

Combined effects of pressure and temperature on cyst hatching of Artemia salina

Y. Hirao, A. Shimizu

Title: 33rd International Conference on Solution Chemistry. Jul.2013. (Kyoto, Japan) 

 

Green Laser promotes proliferation of neural progenitor cel.l

Y. Fukuzaki, H. Sugawara, B. Yamanoha, S. Kogure.

Laser Florence 2013. Nov. 2013. (Florence, Italy)

 

Differentiation of neurons originating from human iPS cells 

B. Yamanoha

11th International Society for Stem Cell Research. June 2013. (Boston,USA)

 

Photo-regulation of Cell division using photochromic inhibitor of kinesin Eg5.

K.Sadakane, K. Ishikawa, H. Seo, K. Tohyama, B. Yamanoha, and S. Maruta.

57th Annual Meeting of Biophysical Society. Feb.2013. (philadelphia,USA)

 

The effect of low-power Laser Irradiation on mitochondrial morphology of human-derived glioblastoma A-172

H. Sugawara, Y.Kotani, B. Yamanoha, and S. Kogure.

The 4th International Symposium on Dynamics of Mitocondria. Oct. 2013. (Okinawa, Japan)

 

Signaling mechanism by which microglia proliferate by M-CSF upregulated in the transected rat facial nucleus

S. Yamamoto, S. Kohsaka and K. Nakajima

The 42nd Annual Meeting of Society for Neuroscience Oct.2012. (NEW ORLEANS, USA)

 

Effect of pressurization on survival rate improvement and function of A-172 

R. Yasuhara, R. Kushida, S. Ishii, B. Yamanoha, and A. Shimizu

The 7th International Conference on High Pressure Bioscience and Biotechnology Nov. 2012. (Otsu, Japan)

 

Effect of hydrostatic pressure on viability and function of non-adherent HL-60 cells 

T.Yabuki1, B.Yamanoha, and A. Shimizu

The 7th International Conference on High Pressure Bioscience and Biotechnology. Nov. 2012. (Otsu, Japan)

 

Analysis of signaling mechanism for M-CSF-dependent microglial proliferation.

S. Yamamoto, S. Kohsaka, and K. Nakajima

The 11th Biennial Meeting of Asian-Pacific Society for Neurochemistry / 55th Annual Meeting of the Japanese Society for Neurochemistry. Sep. 2012. (Kobe, Japan).

 

The effect of 532 nm Low-Power Laser Irradiation on mitochondrial morphology of glioblastoma A-172

H. Sugawara, Y. Fukuzaki, B. Yamanoha, S. Kogure.

14th APALMS. Nov. 2012. (Taipei,Tiwan).

 

532 nm Low-Power Laser suppressed side effect by g-secretase inhibitor

Y. Fukuzaki,H. Sugawara, B. Yamanoha, S. Kogure.

14th APALMS. Nov. 2012. (Taipei,Tiwan).

 

Autologous culture of neuronal cells using feeder cell layer and astrocyte-release factors derived from human induced pluripotent stem cells *6 

B.Yamanoha.

10th International Society for Stem Cell Research. June 2012. (Yokohama,Japan).

 

Study on quality of mouse pluripotent stem cells incorporated fibroblast feeder layers using a micro-assay 

B. Yamanoha 

23rd Biennial Meeting of the International Society of Neuroscience / Europe Society of Neuroscience.  Aug.-Sep. 1, 2011. (Greece)

 

Study on neural differentiation of human iPS cells cultivated on a feeder cell layer derived from the iPS cells  

B.Yamanoha and T. Gotsu

41th Annual meeting of the Society for Neuroscience. Dec. 2011. (Washington, DC, USA)

 

Proliferation of human-derived glioblastoma is promoted by 532nm low-power laser irradiation

.F.Sugawara, B. Yamanoha, and S. Kogure.

41th Annual meeting of the Society for Neuroscience. Dec. 2011. (Washington, DC, USA)

 

The study of new cell transportation method 

N. Ishibashi, S. Sotome, K. Nakajima, Y. Yoshimura, and A. Shimizu

2010 International Chemical Congress of Pacific Basin Societies. Dec. 2010. (Hawai, USA)

 

Investigation on the Suitable cell-density for the Preservation of Astrocyte at high pressure 

S. Sotome, K. Nakajima, Y. Yoshimura, A. Shimizu

2010 International Chemical Congress of Pacific Basin Societies. Dec. 2010. (Hawai, USA)

 

Molecule association of hematoporphyrin to α1 (IV) 1263–1277 region of basement membrane collagen related to CD44 by fluorescent and absorption spectroscopy, for stroma control using PDT

M. Machida, K. Kameyama, Z. Naito, A. Shimizu, K. Kawai, and M. Yanagino

8th Symposium of the Scandinavian Japanese Radiological Society and11th Nordic Japan PACS Symposium. Sep. 2010. (Denmark)

 

Differentiation of neurons from neural stem cells generated from mouse induced stem cells

B. Yamanoha and A. Sato

2010 Keystone Symposia on Molecular and Cellular Biology: Stem cell differentiation and De differentiation. Feb. 2010. ( Colorado, USA)

 

Micro environmental effects of feeder cells on proliferation and differentiation of mouse embryonic stem cells

K. Kitazawa, T. Toda and

40th Annual meeting of the Society of Neuroscience. Aug. 2010. (San Diego, USA)

 

 

[国内学会発表]

 

Map kinase cascade in M-CSF-triggered microglial proliferation

S. Yamamoto, S. Kohsaka and K. Nakajima

The 37th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society. Sep. 2014. (Yokohama, Japan)

 

Effect of pressure and temperature on the viability and function of rat primary astrocytes  

根井慶次(K. Nei), 中嶋一行(K. Nakajima), 山本伸一(S. Yamamoto), 清水昭夫(A. Shimizu)

The 37th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society. Sep. 2014. (Yokohama, Japan)

 

ポリフェノール投与が高脂肪食摂取ラットの腸内環境におよぼす影響

山口さより、山口昭博、高橋あずさ、岡崎由佳子、坂口博英、鈴木崇、知地英征、平敏夫

第19回Hindgut Club Japan  2013年12月 (東京)

 

Relevance of MAP kinase cascade to M-CSF-dependent microglial proliferation

S. Yamamoto, S. Kohsaka and K. Nakajima

The 36th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society/56th Annual Meeting of the Japanese Society for Neurochemistry/The 23rd Annual Conference of Japanese Neural Network Society. Jun. 2013. (Kyoto, Japan)

 

532 nm Low-Power Laser can promote the proliferation of neura stem/progenitor cells in vivo and vitro

Y. Fukuzaki,H. Sugawara, H. Kawai, B. Yamanoha, S. Kogure.

第13回日本神経科学会学会 2013年6月 (京都)

 

マウス胎仔線維芽細胞由来の分泌因子がMEF-freeの培養条件でiPS細胞の増殖と未分化に及ぼす影響 

桐生恵美子、山之端万里

第12回日本再生医療学会総会 2013年3月 (京都)

 

ヒト由来脳腫瘍細胞に対する532nm低出力レーザー照射効果の細胞内メカニズム

福崎由美、菅原はるな、岩本恵子、山之端万里、木暮信一.

第437回レーザー学会研究会「ニューロホトニックス」 2012年12月 (東京)

 

キネシンEg5に対するPホトクロミック阻害剤を用いた細胞分裂の光制御

K.Sadakane, K. Ishikawa, H.Seo, B. Yamanoha, S. Maruta.

第50回日本生物物理学会年会 2012年9月 (名古屋)

 

高静水圧処理による農作物中残留農薬類の除去効果の検討

飯塚敏明、前田覚、清水昭夫

第59回日本食品科学工学会 2012年8月 (北海道)

 

農産物に付着した疎水性農薬の高静水圧処理による除去効果の検討

飯塚敏明、前田覚、八幡雅之、清水昭夫

第53回高圧討論会 2012年11月 (大阪)(ポスター賞受賞)

 

接着性細胞A-172の生存率・機能に対する温度・圧力の影響に関する研究  

安原亮、清水昭夫、山之端万里、久信田涼、石井栞

第53回高圧討論会 2012年11月 (大阪)

 

Role of cell cycle-associated proteins in microglial proliferation in the axotomized rat facial nucleus

S. Yamamoto, S. Kohsaka and K. Nakajima

The 35th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society. Sep. 2012. (Nagoya, Japan)

 

ヒト人工多能性幹細胞由来の線維芽細胞層と分化誘導因子を用いた多能性幹細胞の神経分化の研究

山之端万里

第11回日本再生医療学会総会 2012年6月 (横浜)

 

新規開発したコラーゲン抗糖化アッセイ法を用いたPhytochemicalsの機能性評価

平敏夫、関口志津子、遠藤摩耶、荒木素子、高橋あずさ、知地英征、森田祐二

第66回日本栄養・食糧学会 2012年5月 (仙台)

 

圧力によるラットアストロサイトの生存率への影響 

石橋伸子、中嶋一行、山之端万里、清水昭夫、安原亮、矢吹貴洋

第52回高圧討論会 2011年11月 (沖縄)

 

浮遊性細胞HL-60の生存率に対する温度・圧力の影響に関する研究 

矢吹貴洋、山之端万里、清水昭夫、石橋伸子、安原亮

第52回高圧討論会 2011年11月 (沖縄)

 

接着性細胞A-172の生存率に対する温度・圧力の影響に関する研究 

安原亮、清水昭夫、山之端万里、石橋伸子、矢吹貴洋

第52回高圧討論会 2011年11月 (沖縄)

 

氷結カプセル中での非凍結保存

木野 正人、清水 昭夫

日本冷凍空調学会 年次大会 2011年9月 (東京)

 

ヒトiPS細胞と同細胞由来のフィーダーとの共培養系における神経系細胞への分化効率

山之端万里

日本薬学会第131年会 2011年3月 (静岡)

ラット内臓脂肪細胞培養系における褐色化

山口昭博、金濱吉範、大高志乃、清水恭子、牧与志幸、平敏夫

褐色シンポジウム 2011年3月 (札幌)

 

圧力を用いた細胞保存

石橋伸子、中嶋一行、清水昭夫、早乙女進一

第51回高圧討論会 2010年10月 (仙台)

 

血管障害組織における細胞接着分子CD44に関連するIV 型コラーゲンのtriple-helix(1263−1277)領域、機能発現挙動の

病理学的検討

亀山孝二、町田 稔、清水昭夫、内藤善哉

第51回日本脈管学会 2010年10月 (旭川)

 

腫瘍細胞株におけるCD133陽性細胞の発現に関する解析

​中園リツ子、岡本典子、戸田龍樹、山之端万里

第9回日本再生医療学会 2010年3月 (広島)

 

前脳背側由来陽性細胞のニューロンへの分化に関する研究

中園リツ子、岡本典子、戸田龍樹、山之端万里

第9回日本再生医療学会 2010年3月 (広島)

 

マウス人工多能性幹(iPS)細胞由来の神経幹細胞およびニューロンの誘導に関する研究

​佐藤安奈、金松知幸、山之端万里

第53回日本神経化学会、第33回日本神経科学会合同大会 2010年9月 (神戸)

 

光工学によるGlioblastomaの増殖制御

村山秀之、貞包慧、竹村香央里、三木恵美子、福崎由美、洪鳳玉、山之端万里、木暮信一

第53回日本神経化学会、第33回日本神経科学会合同大会 2010年9月 (神戸)

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